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Mexico Trip

メキシコ・オアハカで年末のカラフルな昼の街を歩く。

こんにちは!Tabi Toki店主のAkiです。

前回のメキシコ・オアハカの年末の夜の街散策に続き、今回は昼の散策風景をお届けします。お散歩気分で見て頂ければ幸いです♪

メキシコそしてオアハカの街並みはとってもカラフルです。お店や建築物は、様々な色でペイントされ、とても鮮やか。でも目が疲れる様なビビッドさでは無く、不思議と街の景観に馴染むカラーリングが施されています。

↑こちらの写真の建物はオレンジとブルーという補色に近い色構成ですが、ダルカラーの為か周りの植物達とも上手く馴染んだカラーリング。

こちらは手織りのタペテ(ラグ)が売られているショップの前。

壁はエメラルドグリーンで統一され、ルーフに植えられたサボテンとの相性もバッチリ。
外に飾られたタペテは赤色が多く、こちらも補色対比で人々の目に留まる様に飾られています。でもオアハカの景観の中では、自然と馴染んで見えます。

メキシコの方々って、建物の構成の中で強い色を対比させるのに、街全体の雰囲気を壊さない。景観のカラーリングの空気がめちゃめちゃ読める、本当にハイセンスな方々だと思います。

こちらはオアハカの中心地に位置する「Instituto de Artes Gráficas de Oaxaca」。芸術家フランシスコ・トレドによって設立され、ラテンアメリカで最も重要なグラフィックアートコレクションを所蔵している機関です。美術専門の図書館や展示ギャラリー、そしてレストランなどが入っています。

私、ここが大っ好きです!!
オアハカに住めたら、ここに入り浸りたいと本気で思いました。

入口を入って進むと、右手にまずこんな素敵なパティオに出会えます。
パティオの奥に見えている入口の奥は、図書館になっています。

もう、この美しい植物達の光景を見た時、「ここはナウシカの秘密の庭園かしら」なんて気持ちになりました!アガベやサンセベリア等が植えられた素敵すぎるパティオ。
ここにずっと居たくなりましたよ〜!

人々が自由にテーブルに座ってくつろげる空間もあり、その頭上にはブーゲンビリアの花々が満開でした。そのマゼンタカラーの花たちが床やテーブルの上に舞い落ちている様は、なんとも情緒的で美しい光景。

日本の桜が舞い落ちる儚い美しさにも似ていますが、発色の良い大ぶりのブーゲンビリアが舞い落ちる様は、儚さにメキシコのカラフルな力強さが加わった印象でした。

写真は無いのですが、ギャラリーに展示されているアートも独創的で素晴らしいものばかり。私も学生時代よりアートやデザインを学んできましたが、その頃メキシコや中南米のアートに出会っていたらどんな面白い影響を受けたかな…と思いつつ、様々な経験を重ねた「今」だからこそ、メキシコの文化やアートと出会ったのだろうな、とも感じます。

そうそう、写真は半袖なのですが、これでも年末なんです。オアハカは年末でも日中30度近くあるので、ファッションは夏ものです!

クリスマスそして年末シーズンのメキシコは、パピルピカド(薄い紙に精巧なデザインを切って作る、メキシコの民族芸術品)が街の至る場所に飾られ、とても華やか。

ピニャータと言う中に飴やお菓子が入っていて、叩いて割るくす玉の様なものも、街中で飾られていました(上記写真だと、アーチの中央部にぶら下がる尖った部分が緑の☆みたいな形のものです)。本来はクリスマス前、つまりイエス・キリストの誕生日の前にこれを上から吊るして棒で叩いて割り祝福しますが、デコレーションとしてクリスマス以降も飾られるのだとか。

メキシコに来て、街中を歩いて驚いたのは、犬が野放しで生活している事!
街中を歩いていると、しょっちゅう遭遇しますが、彼らは彼らの世界が既にある様で、まるで通行人同士がすれ違う様に、人間を気にもせず歩き去っていきます。

オアハカでもやはりお犬様達は堂々と存在しておりました。人間を気にもせずくつろいでます。

「ROMA」と言うNetflixの映画をご存知でしょうか?

こちらは「ゼロ・グラビティ」や「トゥモローランド」等を手がけたメキシコを代表する映画監督の一人アルフォンソ・キュアロンの2018年の映画ですが、この映画内にも、犬がしょっちゅう出てきます。この犬達の描写を不思議に思っていましたが、実際にメキシコを訪れてみると、合点。確かにこの映画の中の様な雰囲気で、犬達は存在しています!

この映画はメキシコシティのローマ地区に住む中流階級の若い女性クレオ(ヤリッツア・アパリシオ)を主人公に、メキシコの激動の70年代の出来事を描いた作品。そして監督の幼い日々について描いた、自伝の様な映画です。

2019年のアカデミー賞では最多10部門にノミネートされ、監督賞・外国語映画賞・撮影賞の3部門を受賞しました。是非興味がある方は観てみて下さいね!

 

 

こちらはオアハカで出会った人々達のポートレート。魅力的な人々ばかりでした。

オアハカの公園で、テハテと言うオアハカ伝統のカカオドリンクを売っていた女性。

たまたま道で出会った、Uber EATのお仕事をしていた男性。

夕食に訪れたEL NEGROと言うレストランで働いていた女性。

みんなフレンドリーで温かく、とても素敵な人々でした。

オアハカはアメリカの大手旅行雑誌「Travel + Leisure」の読者投票ランキング「World Best Awards 2020」で第一位を獲得したのに続き、2022年にも人気都市TOP25の中で堂々の1位を獲得。

素晴らしい評価!!オアハカを旅してときめいた者としては、とても嬉しいニュースです。私達だけじゃ無く沢山の人々がオアハカにときめいたのだと思うと、推す気持ちも益々盛り上がります♪

今回はそんなオアハカの年末・昼の街の風景をお届け致しました!ちょっと夜の風景も混じりましたね(笑)オアハカの街の空気を少しでも感じて頂けたら幸いです。

では今回はこの辺で!
ここまでお読み頂きありがとうございました♪