こんにちは!Tabi Toki店主のAkiです。
オアハカツアーブログ第4回目は「ミトラ」です!
ミトラ(Mitla)とは、オアハカを中心に栄えた古代文化であるサポテカ文化の遺跡の事。
ミトラという名称は古代ナワトル語の「Mictitlan」=死者の場所、という意味から派生したもの。
9〜12世紀にサポテコの祭祀センターとして栄えた場所でした。
↑ミトラの周りには様々なサボテンが育ってます。
何の予備知識も持たず、このミトラ遺跡を訪れたのですが…
この古代建築物の、その壁面装飾の素晴らしさにビックリしました!
壁にビッシリと飾られた幾何学模様のモザイク!
えっめっちゃ可愛い!これが、9〜12世紀の頃のデザイン??
と、俄には信じ難い感覚に。
小さく切断した石がモザイク状にビッシリとはめ込まれた壁。
このモザイクには大地や空、羽毛のある蛇などの14種ものデザインが表現されています。
ベージュで統一されたかの様なナチュラルな壁面の色も素敵ですが、本来はこのモザイクの凹の部分の壁は、赤色で着色されていたそうです。
年月の中でその着色は落ちてしまった様ですが、当時はとてもビビッドな建物だったのでしょうね。
近くで見ると石のモザイクにしっかりとした厚みがある事が分かります。
長い長い年月を経ても欠けたり剥がれたりせず、壁に止まり続けるこのモザイク。
この建物自体も、石と石の重さのバランスを用いて建てられているそうです。
サポテコ人の建築技術はとても高かったのではないのだろうか。
古代、この地球上で生きていた人類に様々な思いを馳せてしまいます。
ところでこのミトラを訪れたのは12月のクリスマスを過ぎた頃でしたが、ここ、すっごい暑かったんです!!
行った日はバッチリ晴れてとっても良い天気だったのですが、ミトラは日陰もあまり無く、体感的には気温40度位あったんじゃ無いかと思う様な、日照り。
もう眩しくて目が開かないよ…ってな状況でした。日焼け止めマストな場所です!
そんな暑いミトラにも室内部が。ここは宮殿内部にあたります。
内部にもビッシリとした石のモザイクが。圧巻ですね。
この部屋の天井部には竹が使われています。こちらは複製されたものとの事ですが、ミトラは石のみの建築物では無く、オアハカのナチュラルな素材も取り入れられていたのですね。
この緻密で独創的なミトラのモザイク意匠は、オアハカの民芸品やホテル建築など、様々にデザイン展開されている事を感じました。
オアハカに来て感じていた、独自のオアハカデザインの原点が見えた様な、点と点が線で繋がった様な。ミトラ訪問はオアハカの文化的背景の理解を促進する、私にとってはとても有意義で意味のあるものでした。
↑上記はCity Centro Oaxaca Hotelのレセプションのお部屋。
この部屋の天井部やドア上部の装飾は、このミトラのモザイクを彷彿とさせる装飾ですよね。古代のデザインがモダンに昇華されていて素敵。
オアハカで買い付けたウールのポーチ。このテキスタイルの模様もミトラのモザイクパターンを彷彿とさせます。
このブログを書いている「Tabi Toki」はメキシコ雑貨を販売するオンラインショップを運営しているのですが、初オリジナルアイテムも展開し始めております。
そのアイテムは真鍮バングル。
このバングルの意匠は、このミトラの壁面装飾からインスパイアされました。
幅3cmの太めのバングルですが、パターンを透かす事で軽さを出しています。また透かしがある事で、皮膚が蒸れるのを防ぎます!
そして「Tabi Toki」ならではのアイテムとして、バングル中心部に「ハート」を入れました。これは「Tabi Toki = 旅とMexicoとトキメクモノタチ」というブランドのタイトルに由来して、「トキメキが沢山訪れます様に」という想いを込めています。
古代の叡智から受けたパワーそして装飾を、エッセンスとして取り入れたこの真鍮バングル。是非身に着けてお楽しみ頂ければと思います。
ファッションのアクセント、そしてギフトにもオススメです!
商品はこちらからご購入頂けます↓↓↓
Tabi Toki Base Shop
さてさて、メキシコ・オアハカのツアーブログ。
ここまで4箇所の訪問先について書いてきましたが、既にとっても充実してません??
でもまだもう1箇所、残ってるんです♪
次回は遂に5つ目の訪問スポット「イエルベ・エル・アグア」について書きまーす!
では今回はこの辺で。
ここまで読んでくれてありがとうございました♪
また次回をお楽しみに^^
↑おまけ
ミトラを見終わった後、通りで売られていた「プルケ」というサボテンから出来たお酒。
糸を引く程粘度のある飲み物!Davidが買って飲んでましたよ〜。